イルム通信(No.4 / 2011年9月5日)

 

■第2回「イルムから」上映会&学習会報告

 

89日(火)に大阪市東淀川区の大阪淡路教会で開催されました(会場を提供いただいた牧師の館山英夫さんには大変感謝します)。京阪神各地から幅広いジャンルのみなさん50名ちかくの参加がありました。

まず、第1部として、『残された名刺 《ある在日一世の軌跡》』を上映しました。創氏改名に関わる史実をアニメを通して学びなおすことができたと思います。

第2部は「本名(民族名)を名のる意味」をテーマにさん(詩人)・さん(積水ハウス在日社員本名裁判元原告)のお二人の経験のお話に続き、弁護団の弘川欣絵さんからこの裁判の意義について話していただきました。続いて奥田愼吾さん、空野佳弘さんから裁判経過報告と熱いメッセージをいただきました。最後に会場から多くの方々から連帯のメッセージとアピールをいただきました。

【写真】現在の心境を語る金稔万さん。

 

この日、完成したばかりのイルム&サラムTシャツとステッカーも披露され、さっそく多くの方々が購入してくださいました。 ⇒★販売協力をお願いします。

上映会&学習会終了後、会場近くの居酒屋に移動して懇親会を開きました。ここにも30名以上の方々が参加くださり、熱く語り合いました。

【写真】われらが弁護団長の空野佳弘さん〔左〕。会場からもアピールをいただいた〔右〕。

 

●メッセージ「在日社員本名裁判支援の会」代表をつとめて 三木輝雄(大阪府立泉鳥取高校教諭)

 

 徐文平(ソムンピョン)さんの裁判の時も同じ気持ちでしたが、在日サラムの方々が本名(民族名)を否定される(すなわち存在そのものが否定される)という出来事が起こるたびに、教師として在日の生徒に本名(民族名)を名乗ることを勧めてきた私は、心の底から冷や汗をかく思いがします。あの子らがこのような出来事を見たり聞いたりした時に、私達教師(日本人)の無責任さをきっと恨んでいるだろうなと自責の念にかられるのです。

 そこで、徐さんや金稔万さんのような裁判があると聞けば、見て見ぬふりはできません。教師というのは学校の外では何の力も知恵もないものだと徐さんの裁判の時に思い知りました。しかし、今回の裁判は稔万さんのためだけでなく、全ての在日サラムの為でもあると思います。今まで本名(民族名)を名乗ることを勧めてきた子ども達を裏切ることは決してできないという一心で稔万さんの裁判にも微力ながら協力させていただきたいと思っています。

 

●参加者の感想文から

☯私はずっと通名なので(11才以来)、本名で生きる同胞が立派でエライなと思います。

이름を名乗れる社会を希求しつつ、“通名”の負だけではない歴史について私は考えたいと思います。 

100年以上にも渡って朝鮮人を隷属状態におきながら、平気でいられる日本社会の日本人と闘い続けることは、とても大変だと思いますが、潜んでいても決して消えることがないように、済州サラム3世の私もがんばりたいと思います。

☯弘川さんの最期の言葉である“日本人が考えることに意義がある”ということに、その通りだと思う。本人自身大変だと承知しています。日本社会の問題です。

☯アニメの感想:差別をした側が強く人間性をきずつけられている印象が強かった。

裁判はまだ始まったばかりといえるだろう。空野弁護士の話によると見通しも厳しいという。でもおかしいことを「おかしい」と声を上げることから始まるんだと思う。

通名の問題は日本社会の根幹を形づくっている。こわすために何をするのがいいのか。イルム裁判はそのひとつの提起だと思う。

中川奈津季さん(神戸女学院大学2回生)からのメイル

貴重なお時間を過ごさせて頂きありがとうございました。昨日の集会はそれぞれの方々が在日韓国・朝鮮人問題に対して真剣に考え、とりくまれている姿や集会の空気やオーラを体感することができ、また、全然何も知らないことばかりだったので「もっと知ろう」と思える時間でした。また、色々な問題が重なっているのだなと感じました。

懇親会では先輩方の中に入れて頂き、話されている話に耳を傾けお話させて頂くことができました。そして「人の繋がり」というのを強く感じました。

初めての体験(周りが大人の人だけという)だったので、緊張し上手くお話しできなかったのですが皆さん優しくしてくださり本当にうれしかったです。次の集会も行かせて頂きたいです。

書きたいこと、感じたこと、お伝えしたいこと、感謝の気持ちが頭のなかで交錯し、メイルの内容が繋がっておらず、申し訳ありません。本当に本当にありがとうございました。次も参加させて頂きたいです。また、お邪魔にならなければお手伝いさせてくださいね。

―――――――――――――――――――――――――

 

■次回口頭弁論の日程 -傍聴に来てね!

裁判において、傍聴席をいつもいっぱいの人で埋めるということは裁判官の心証に大きな影響を与えます。

残念ながら、日本の裁判所は平日の日中の開廷ですので、お仕事をお持ちの場合、なかなか大変です。が、そこは何とか万障お繰り合わせの上、裁判所にお運びください。終了後、毎回報告集会をおこない、その後、イムマンさんを囲んで、お昼ご飯を食べながら、有意義な時間を過ごしています。

【第9回口頭弁論】10月20日(木)10:30~

大阪地裁510号民事法廷(大阪市北区西天満2-1-10 地下鉄・京阪「淀屋橋駅」「北浜駅」下車)にて開廷されます。開廷15分前に傍聴券の抽選があります。それまでに(裁判所工事中のため)裁判所1階南側入口付近にお越しください。もちろん【入場無料】です。

【次回13回弁護団会議】

日 時:●月●日 未定

場 所:空野佳弘弁護士事務所にて

※裁判は、原告と弁護士だけではやりきれません。さまざまな形での支援なくしては国や大企業とは闘えません。裁判を進めるにはどうすればいいかを、あれこれ議論しながらやっています。参加希望者はご連絡ください。

【写真】さんが現場で使用していた安全ヘルメット。下請け業者によって貼り替えられた本名のシール(左)は捨てられなかった。

―――――――――――――――――――――――――

イルム&サラムTシャツ】好評発売中!1500円 

左袖か背中にこの柄が入っています。みなさん、お求め下さい! 1枚1500円(サイズ:160、S、M、L、XL)

★タオルも制作中です!